【ADR調停人候補者の最終面接】
先日から東京都行政書士会の「行政書士ADRセンター東京」の調停人候補者の最終面接を受けています。
ADRというのは「裁判外紛争解決手続き」といい、申込人と相手方が中立の立場の調停人の3人で話し合いを行うというものです。
話し合いの結果、合意した場合は合意内容を合意書にまとめますが、必ずしも合意する必要はありません。
お互いが同じ場で話合いをすることで、今まで知らなかった相手方の事情や考え・思いなどを知ることができます。
それを知ることで、合意することができる可能性が高まります。
裁判まで行うと、費用や時間がかかりますが、ADRであれば費用も時間も少ないこともメリットです。
また、裁判で得た判決は問題の解決にはなり得ますが、紛争当事者の互いの関係性を破壊してしまう結果が多いのが実情です。
ADRでは、当事者双方がお互いの関係性を維持したまま、問題の解決をともに図っていけることも魅力だと思います。
裁判では大げさだけれども、悩みを解決したいとお悩みの方は、お近くの行政書士ADRセンターへご相談してみては如何でしょうか?
ただし、お住いの県で起きた事件については、その県の行政書士会のADRセンターにご相談ください。
また、残念ながら行政書士会であればどこでも実施しているわけではありませんし、取り扱っている範囲も各行政書士会によって異なりますのでご注意ください。
行政書士ADRセンター東京については、リンクをご覧ください。