こんにちは。
葛飾区は新小岩の自転車大好き行政書士、野村です。
さて始まった東京オリンピック。
今日は早速、男子ロードレースが行われます。
コースにアスファルト撒かれたりしてましたが、クラッシクレースで石畳を激走している彼らにとってはあの程度は何の影響もありません。
そもそもパレードランの区間だし…
そのコースですが、なかなかの「山岳ステージ」。
武蔵野の森公園~是政橋までがパレード走行、そこからリアルスタートして道志みち~山中湖~籠坂峠~富士裾野~富士スピードウェイ(2周)~三国峠~山中湖~籠坂峠~富士スピードウェイ。
総距離244km、獲得標高4,865mと欧州のクラッシクレースにも引けを取らない難コース。
出場する選手は各国選手のUCIポイントが多いところから、1チーム当たりの人数が決まります。
ロードレースはチーム戦なので、当然人数が多い方が有利です。
5名の国:ベルギー、イタリア、オランダ、フランス、スペイン
4名の国:コロンビア、スロベニア、ドイツ、オーストラリア、デンマーク、イギリス、ノルウェー、スイス
3名の国:オーストリア、ポーランド、アイルランド、ロシア、南アフリカ、カザフスタン、カナダ、チェコ
2名の国:日本、エクアドル、エリトリア、エストニア、ポルトガル、スロバキア、アメリカ、ラトビア、ルクセンブルク、ニュージーランド、アルジェリア
他の国は1名のみ
出場選手の枠が多い=自転車強国という図式です。
また、選手もそれぞれ得意とするコースが違います。
平坦が得意なスプリンター、山岳が得意なクライマー、両方こなせるオールラウンダー等ですが、今回のコースはツール・ド・フランスなどの総合上位を目指せるクライマーよりの選手が有利かなと。
注目は何と言っても先週日曜日にツール・ド・フランス二連覇を達成したばかりのツール・チャンピオン、タディ・ポガチャル、そのポガチャルと昨年のツールで優勝を争ったプリモシュ・ログリッチを擁するスロベニア。
ツールの疲れが残っているポガチャルがエースなのか?休養十分なログリッチがエースなのか?他のチームのマークを受けるのはココですね。
他には、ファンアールト、エヴェネプール、ヴァンアーベルマートを擁するベルギー勢や、リゴベルト・ウラン、ナイロ・キンタナを擁するコロンビア勢も侮り難い。
ベテランの老獪な戦術を警戒すべきなのは、アレハンドロ・バルベルデのスペイン、ヴィンチェンツォ・ニバリのイタリア、トム・デュムランのオランダ、リッチー・ポートのいるオーストラリアですね。
イギリスもゲラント・トーマスがツールで奮わなかったのと、イエーツ兄弟のサイモン以外は全てチームイネオスで固めているのでちょっと不気味。
スイスの新鋭マルク・ヒルシュとシュテファン・キュンクも一発はあり得ると、なかなかに予想が難しい。
参加選手の中にもつい先週までツール・ド・フランスを走っていた者、オリンピックに備えて途中離脱した者、そもそもツールを回避した者といるので、どのような闘いになるか楽しみです♪
何よりこれだけ第一戦級の選手が日本で走ることなんてないものね。
個人的にはログリッチ優勝かなぁと思ってますが、当然ホームの新城選手・増田選手の奮闘を期待しています。
ライブはココで観れそうです。