【金融排除とは?】
11/22(火)放送のNHKクローズアップ現代。
「カネ余りなのに借りられない? ~“金融排除”知られざる実態~」
ご覧になりましたか?
昨年から金融庁の方針が大転換しています。
これまでの担保を基にした融資から、融資先の事業の将来性などを評価して融資を決定する「事業性評価融資」へと変わっているのですが、それがまだ浸透していない実態をレポートしていましたね。
いまだに格付けによる融資の判定を行っていて、借りたい企業に融資をしないことを「金融排除」と定義していました。
しかし、そのような金融機関ばかりではなく、金融庁が方針を変える前から事業性評価融資を行い。
地域の企業に寄り添っていく取り組みを行っている金融機関についてもレポートしていました。
「地域金融機関本来の役割を取り戻す。」
これが、今の大きな動きというか方向性であると思います。
しかしながら、地域金融機関の現場が戸惑っていることも事実です。
10数年もの長きに渡って金融検査マニュアルに怯えてきたのですから…
また、事業性を評価できる人材も急には育成できません。
けれども、今後も格付けや担保のみによる融資評価を行い続けるような金融機関は、そのうちに選ばれなくなるでしょう。
そのような金融機関と事業者様の間に立って橋渡しを行えるよう。
今後も努力していきたいと思ったのでした。