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【貸切りバスの事業許可が更新制に】
貸切りバスの事業許可(一般貸切旅客自動車運送事業)の更新制が昨日(9/18)閣議決定されました。
国交省案どおり、5年毎に更新になるようですが、今国会で成立する見通しです。

軽井沢での重大事故の結果を受けての変更ですが、規制緩和の負の側面が現れた事例ですね。
確かに、悪質な事業者を排除するのに即効性のある対策で当然とも言えるとは思います。

しかし、運送業は旅客も貨物も、走れば走るだけ赤字という事業者も多いのです。
価格競争の下で、荷主からは運賃の値下を求められ、経費を削減するために人員や運行三費を切り詰めているうえに、慢性的なドライバー不足…
事業者側への規制や罰則を強めるのではなく、適正なコストを負担することで、安全が担保できるということを社会全体で考えて頂きたいものです。

「送料無料」というサービスを当然のように思っていませんか?
その分のコストは誰が負担し、何処にしわ寄せが行っているのでしょうか?

必要な「安全に対するコスト」を犠牲にしていはいないでしょうか?
安全を担保するためには、競争原理をある程度抑制する必要もあるのではないでしょうか?

その意味では、認可運賃の復活もありではないか?などと個人的には思います。 (^_^;)
とは言え、事業免許の更新制が他の運送業許可にも拡がりを見せるのか?今後も動向を注視していく必要がありますね。

事業が成り立つような制度の構築を望みたいものです。

※バスの画がなかった…(;^ω^)